はい。
メダルをもらえるととってもよろこぶ「ねこにん先生」です。金メダルをくびにかけると、それだけで楽しくなりますよね。
さて今回は、ピーターホーソンさんの書かれた「戦場の動物たち(ホビージャパン)」を読んでわかったことを紹介していきます。
戦場(せんじょう)や災害現場(さいがいげんば)で活躍する動物たちについて知りたいと思い、この本を手に取りました。
では、はじめていきましょう!
どんな本なの?
まずは本の紹介から。
戦場の動物たち
著者:ピーターホーソン
発売日:2023/7/31
出版社:ホビージャパン
単行本:273ページ
動物たちの最大の名誉(めいよ)とされるディッキンメダル。これまでにディッキンメダルを授与(じゅよ)された63匹の動物たちが、それぞれメダルをもらうまでのリアルな物語(ものがたり)が63話あますことなく描かれています。
戦場(せんじょう)で活躍した動物たちの物語を読みたい方はもちろん、いろんな動物たちがどのような役割でどんな活躍をしていたのか詳しく知りたい方にもぴったりの1冊です。
新しい世界(学び)
動物たちの最高の栄誉、ディッキンメダル。
ディッキンメダルは、動物が大好きな女性マリア・ディッキンさんの発案(はつあん)で、イギリスで生まれました。
1917年にマリア・ディッキンさんは、傷ついた動物たちのための無料の病院を作り、その活動はイギリス中で広まっていきました。
無料ってすごいね!
さらに、イギリスから海外にも広がり、世界大戦をはじめとした戦争で傷ついた動物を治療(ちりょう)する施設(しせつ)として活動していきます。
そんななか、多くの戦場で活躍した動物たちを見てきたマリア・ディッキンさんは、動物たちに報(むく)いるために1943年にディッキンメダル制度(せいど)を作りました。
このメダルは極(きわ)めて勇敢(ゆうかん)に活躍した動物に贈られ、軍人(ぐんじん)の最大の名誉であるビクトリア十字勲章(じゅうじくんしょう)に匹敵(ひってき)する名誉として世界で認められています。
これまでに、
28頭の犬
31羽のハト
3頭の馬
1匹の猫
の63例に授与されています。
最近では、2001年9月11日に起きたニューヨークの同時多発(どうじたはつ)テロで、盲導犬(もうどうけん)が大混乱(だいこんらん)の中でも主人をビルの非常階段(ひじょうかいだん)へみちびきました。そして、それについていった多くの人が崩壊(ほうかい)するビルから脱出でき、多くの命が救われました。その大活躍をたたえ、ディッキンメダルを授与されています。
わんちゃんさすが!
そうだね、でも栄誉(えいよ)の裏では、多くの動物たちが戦争で傷ついていることも忘れないようにしたいね。
今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。
コメント