『さみしい夜にはペンを持て』を読んでわかった、自分と対話する方法とは

国語(こくご)

はい。
小学生のころ作文を書くのは好きだった「ねこにん先生」です。でも今思えば、調べたことやったことを書くことばかりで、自分や人のを書くことはあまり考えてなかった気がしています。気持ちや感情(かんじょう)を書ければ、もっとうまい文章になったかもしれないですね。

さて今回は、古賀 史健(こが ふみたけ)さんの書かれた「さみしい夜にはペンを持て(ポプラ社)」を読んでわかったことを紹介していきます。

『ペンを持て』というタイトルに目を引かれパラパラとめくったところ、タコジローくんがいろんな悩みをもち、それを『ペン』でどう解決していくのか気になって、この本を手に取りました。

では、はじめていきましょう!

どんな本なの?

まずは本の紹介から。

さみしい夜にはペンを持て
著者:古賀 史健(ライター)
発売日:2023/7/18
出版社:ポプラ社
単行本:292ページ

海の中の世界。自分のことが嫌いな中学3年生のタコジローくんがヤドカリのおじさんと出会い、会話していくなかで書くことを学び、書くことを通じて自分を探し知っていく物語(ものがたり)です。
ことばを通じて自分との対話(たいわ)のしかたや第3者的な見方などの自分を知る方法から、実際に文章を書くときに必要な話の膨(ふく)らませ方、場面の切り取り方などのテクニックも学ぶことができます。読めば書くことが好きになる一冊です。

タコジローくんと同じ中学生の方はもちろん。もっと自分を知りたい、もっと自分を好きになりたいと思っている方はぜひ読んでみてください。また、文章をもっと上手く描きたい、考えごとを言葉にするのが難しいと感じている人もぜひ読んでみて欲しいオススメの1冊です。

新しい世界(学び)

思うと言葉の距離は遠い。

ドキドキしたり、イライラしたり、なぜか落ち着かなかったり。不確かな言葉にならない思いは、誰にも心の中にあると思います。

そんな思いは書くことで、ことばにすることで、かたちを持った考えに変えることができます

でも、思いをかたちにするってとてもムズカシイ。

なので、例えば映画を見た後に「どうだった?」と聞かれても、なんとなく面白かったとか、まぁまぁだったなど、当たりさわりのない思いしかことばで伝えることができないんです。

思いをかたちにする、書くという行動は、真剣(しんけん)に考えないとできないんですね。

ねこね
ねこね

確かに、今の気持ちをうまく表現するのってムズカシイ・・・

そんな思いをかたちにする時にヒントになるのが似ている物を探すことです。

映画を見てなんとなく心がポカポカした。
そんな思いをかたちにしたい時、同じように心がポカポカするシーンが、これまでの生活の中でなかったか思い出してみるんです。

ご飯を食べたとき、先生に褒(ほ)められたとき、友達と一緒にゲームをする時などなど、いろんなシーンを思い返してみて、似ていることを探してみましょう。

そして見つかったら、その共通点(きょうつうてん)を見つけましょう。

共通点がわかれば、例えば、自分は動物をだっこするときに心がポカポカするんだな、とか友達と一緒にがんばる時そう思うんだな、などわかってきます。

そしてそれは自分を知るヒントにもなるんです

自分の思いをかたちにするには、時間がかかるし、ひとりで色々と考えないといけません。それでも毎日少しずつ自分の思いと向き合い続けたら、自分のことをもっと知れて、もっと好きになれると思います

ねこね
ねこね

ことばにするってムズカシイことだけど、とっても大切なことなんだね。

今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。

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