はい。
落ち込んだときは外に出る「ねこにん先生」です。すこしお散歩(さんぽ)するだけでもこころの整理ができて、気持ちが軽くなる気がしますよ。
さて今回は、クラウディア・カルブさんの書かれた「不安なモンロー、捨てられないウォーホル(日経ナショナル ジオグラフィック)」を読んでわかったことを紹介していきます。
歴史的な人物も「心の病(やまい)」ととなり合わせだった。華(はな)やかな成功の裏にはどんな苦労があったのか知りたいと思い、この本を手に取りました。
では、はじめていきましょう!
どんな本なの?
まずは本の紹介から。
不安なモンロー、
捨てられないウォーホル
「心の病」と生きた12人の偉才たち
著者:クラウディア・カルブ
発売日:2022/11/17
出版社:日経ナショナル ジオグラフィック
単行本:384ページ
華やかな成功の裏で、人知れず生きづらさを抱えていた12人の偉人(いじん)たちについて書かれた本です。
マリリン・モンロー、リンカーン、アインシュタイン、ダーウィンなど、歴史的に有名な人物のそれぞれの生い立ちから、どのような人生だったのか、そしてどのような心の病を持ち、悩んでいたのかを詳しく知ることができます。
歴史的な人物がどのようなこころの悩みを持っていたのか知りたい人はもちろん。心の病について知りたい人にもオススメの1冊です。
新しい世界(学び)
アンディ・ウォーホルは『ためこみ症』だった。
世界的に有名な芸術家(げいじゅつか)の1人であるアンディー・ウォーホル。ポップアート界のスターとして多くの注目を集めました。
洗剤(せんざい)の箱で作品作った人だよね。
そんなウォーホルは実はものを捨てることをができない『ためこみ症』でした。
ためこみ症の人は、自分の好きなものを集めるコレクターとは違い、きれい片づけたり整理したりすることが難しいのが特徴(とくちょう)です。
ものがあることで、ものとつながりを感じることで安心することができ、ものを手放すことにとても苦痛(くつう)を覚えるのだそうです。
ウォーホールも生活する中で、意図的(いとてき)にも意図的じゃなくても手に入れたものは全てダンボールにつめ込んでおきました。
1974年からは身の回りのものをタイムカプセルと名付けた箱に詰めてすべて保管していきました。最終的には610個もの箱になり、なかにはアート作品などの貴重(きちょう)なものから、買い物をしてもらうレシートまで多くのものがその中にあったそうです。
そのような行動が、ウォーホルの創造性(そうぞうせい)や芸術的なプロセスにも影響を与えポップアート界のスターになった一方で、ものが捨てられず部屋はいつも散らかりっぱなし。
そんな生活を送っていたんですね。
わたしの部屋も散らかってた方がすごいことできるかも!
今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。
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