はい。いつかはロバに乗ってみたいと思っている「ねこにん先生」です。でも体重オーバーかもしれません。子どものうちにぜひ乗っておきましょう。

さて今回は、高田 晃太郎(たかだ こうたろう)さんの書かれた「ロバのスーコと旅をする(河出書房新社)」を読んでわかったことを紹介していきます。
表紙にのっている可愛いロバの写真とタイトルを見て、ロバとの旅の物語をぜひ読みたいと思い、この本を手に取りました。
では、はじめていきましょう!
どんな本なの?
まずは本の紹介から。
ロバのスーコと旅をする
著者:高田 晃太郎(ロバ好きな旅行者)
発売日:2023/7/25
出版社:河出書房新社
単行本:208ページ
ロバのことが本当に好きで荷物を乗せてどこまでもロバと一緒に歩いて行ける高田さん(Twitterでは『太郎丸』として投稿)。そんな高田さんが今回、イラン、トルコ、そしてモロッコを、ロバと一緒に旅をした経験がぎっしりと書かれた本です。
その土地の人々との交流(こうりゅう)や、ひとつひとつのトラブルとそれをどう解決したかなども詳しく書かれており非常に興味(きょうみ)深く、文章もとっても読みやすいため一気に読めちゃいます。ところどころにかわいらしいロバの写真ものっていて、そのたびにほっこりしながら読み進めることができます。
自分の住んでいる場所とはまったく違う時間や世界を知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
ただ、ロバと日本人だけで旅をするため、見知らぬ人に銃をつきつけられたり、夜間の危険なことなどの話もあるため、高校生くらいからがオススメです。
新しい世界(学び)
科学(かがく)の進歩で、ロバと人の歴史が終わる。
人とロバが一緒に生活することは約7000年前から行われていて、馬よりも長いんだそうです。
ロバは人にあまり抵抗(ていこう)しないため、重いものを運んでくれる家畜(かちく)として重宝(ちょうほう)されてきました。

そんなに昔から人といっしょに生活していたんだね。
そんなロバですが、今の世の中ではロバと一緒に荷物を運ぶ光景(こうけい)は世界でもほんとうに限られた場所でしか見られなくなりました。
トラックやバイクなど、ロバよりも手間がかからず、重い荷物を運ぶことができる乗り物が広まったためです。
その結果、これまで荷物運びの役割を果たしていたロバの数は急速に減りました。
人が生活をするうえで、より楽になることはよいことだと思います。
ロバとの生活が減っていくのも、仕方がないことなのかもしれません。
でも、ずっと昔から一緒に暮らしてきたロバと人の歴史は覚えておきたいですね。

動物園などでロバを見かけたら、エサをあげよう!

今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。
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