はい。お寺や神社(じんじゃ)にいくと必ず おみくじ を引いてしまう「ねこにん先生」です。恋みくじとか武将(ぶしょう)みくじとかあって、面白いですよね。
今回は、中島 隆信さんの書かれた「お寺の行動経済学(東洋経済新報社)」を読んでわかったことを紹介します。
お寺 × 行動経済学(こうどうけいざいがく) がどのようにつながっているのか、とっても気になって手に取ってみました。
さっそくはじめていきましょう!
どんな本なの?
まずは本の紹介から。
お寺の行動経済学
著者:中島 隆信(慶應義塾大学商学部教授)
発売日:2023/4/7
出版社:東洋経済新報社
単行本:208ページ
「人はなぜ祈るのか?」をはじめとして、お寺に関する行動のなぞについて、行動経済学(こうどうけいざいがく)の視点から説明してくれている本です。さらに、今のお寺がもっている課題や、これからお寺はどうしていくべきかなどもわかりやすく書かれていて、とても面白かったです。
お寺に興味がある方はもちろん。お寺やお祈りという身近なテーマで行動経済学について書いてくれているので、行動経済学に興味がある方が初めて読む本としてもおススメの1冊です。
新しい世界(学び)
「人はなぜ祈るのか?」
この本ではこのなぞに対する考えがいろいろ書かれていてどれも面白かったです。その中でも特に印象深かったのが、仏様にコミットメントすることで自分の行動をしばるため。
コミットメントとは、責任(せきにん)もってやりきると約束することですね。
みなさんもお寺に行って「健康(けんこう)にすごせますように」と祈ったり、いろいろな試験の前では「合格できますように!」と絵馬に願いごとを書いたりしたことありませんか。
実はこの行動って、仏様の前でことばにすることで、自分自身にやらないと!と思わせる行動なんですね。
「合格できますように!」と言ったり書いたりすることで、「お祈りもしたし、合格するために勉強しよ!」となるわけです。
他にも「健康祈願(けんこうきがん)」や「交通安全祈願」も同じですね。自分自身が健康に、安全にすごせるように行動しちゃうわけです。
おもしろいですね。
なので、みなさんも何か始めるときとか、やりたいな~と思っていることがあれば、仏様でも家族や友人でもいいので、ことばにして言ってみましょう。
そうすることできっと自身の行動が変わり、新しい1歩が踏み出せると思います!
今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。
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