【本で学ぼう】『植物に死はあるのか』を読んでわかった、植物が動かない理由とは

科学・宇宙

はい。いっぱい運動をしていっぱいご飯を食べることが元気のもとの「ねこにん先生」です。やっぱり元気が1番ですね!

さて今回は、稲垣 栄洋さんの書かれた「植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間(SBクリエイティブ)」を読んでわかったことを紹介していきます。

生命(せいめい)の不思議(ふしぎ)をめぐる1週間という言葉がとっても面白いですよね!植物(しょくぶつ)についてじっくり学び、考えたいと思い、この本を手に取りました。

では、はじめていきましょう!

どんな本なの?

まずは本の紹介から。

植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間
著者:稲垣 栄洋(農学博士、植物学者)
発売日:2023/7/5
出版社:SBクリエイティブ
新書:166ページ


どうして植物は動かないのか?に始まる、生命のいろいろな謎(なぞ)について、月曜日から日曜日までの1週間で作者が深く考えていく物語(ものがたり)です。命とは死とは何なのか?など哲学的な内容もあって、ものごとを考えるお手本になる1冊です。最後には少しどきっとする場面もあって物語としても、とても面白いです。

植物や生物について知りたい方はもちろん。ものごとを次から次へ考えていくお手本になるので、ぜひ多くの人に読んでみて欲しいオススメの本です。

新しい世界(学び)

植物は動かなくても良いから動かない。

動物と植物の違いって何だと思いますか?

ねこね
ねこね

動物って動くものって書くんだから、動けるかどうかじゃない?

そうですね。
逆に植物は土に植わっているものなので、そもそも移動はできませんね。

では、なぜ動物は動いて植物は動かないんでしょうか?

ねこね
ねこね

そんなこと考えたことなかった~なんで?

実は植物は動かなくても生きていけるから動かないんです。
逆に動物は動き回らないと生きていけないから動きます。

植物は光合成(こうごうせい)という力を持っています。

光合成とは、かんたんに言うと、太陽の光と空気と水があれば生きていくためのエネルギーを自分で作り出せる仕組みです。すごいですね!

逆に、人間などの動物はどうでしょう?

水を飲んで、太陽の光をあびていれば生きていけるでしょうか?
無理ですね。おなかすきますね。

動物は光合成ができないので、自分が生きていくための栄養(えいよう)を他の植物などからとらなければ生きていけない生き物なんです。だから動物は食べ物を探すために動き続けるんですね。

なんとなく、動かない植物よりも動く動物の方がすごい気がしますが、このように考えてみると、実は植物ってすごい生き物なんです。

さらに言うと、実はこの光合成と言う技術は、人間が持つ科学技術(かがくぎじゅつ)をもってしても作り出す事はできていません。人間の科学は、植物の葉っぱ1枚にかなわない

生命とはとても不思議ですね。

ねこね
ねこね

私も太陽の光で元気になるよ!
外で遊んでくる!

ねこにん先生
ねこにん先生

熱中症(ねっちゅうしょう)に気を付けて、いってらっしゃい。

今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。


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