企業・政府・市民の関係ってなんだろう?

政治・経済

はい。お買い物をするたびに消費税(しょうひぜい)の多さにびっくりする「ねこにん先生」です。

今回は、アレック・ロスさんの書かれた「99パーセントのための社会契約(早川書房)」を読んでわかったことを紹介していきます。

タイトルを読んで、99パーセントのためのってことは、、、ねこにん先生も絶対に入るじゃん!これは読まないと!と思って手に取りました。

では、はじめていきましょう!

どんな本なの?

まずは本の紹介から。

99パーセントのための社会契約 会社、国家、市民の未来
著者:アレック・ロス
発売日:2023/4/25
出版社:早川書房
単行本:400ページ


今のゆがんだ資本主義(しほんしゅぎ)、格差社会(かくしゃしゃかい)を作っている力は何なのか、社会の歴史や権力、再分配(さいぶんぱい)について企業・政府・市民の関係から説明、また今の社会の問題を教えてくれている本です。

世界の大企業が今どのような立ち位置にいるのかを知りたい人。企業・政府・市民がそれぞれ持つべき本来の役割と、これからどのように進んでいくのか考えてみたい人にオススメです。テーマは少し難しいので中学生くらいからがよいかなと思います。

新しい世界(学び)

会社と国と市民ってどんな関係でしょうか?大まかな流れを説明しますね。

まず、会社はモノを売ったりしてお金を得ます。そのお金のうちいくつかを『税金』として国に納めます。国はその税金を使って、市民みんなが幸せに暮らせる社会を作ります(これを再分配といいます)。そして市民はその社会の中で暮らし、会社で働いてお金を生み出す。こんな感じですね。

では例えば、いっぱいモノを売ってガッポガッポお金を持っている会社が、うまく税金から逃げて国に税金を納めないとどうなるでしょうか?

国は税金が少ないので、市民みんなが幸せに暮らせる社会を作るお金がありませんね。世の中には生活が苦しい人が増えてしまいます。逆に、その会社で働いている人やその周りの人たちはお金があるのでより裕福な生活ができますね。

このようにして格差が生まれていきます。
(たとえばの例です。すべての会社がこうなっているわけではありませんよ。)

もちろん、会社というのはお金を得ることが大切な目的の1つです。ただしそのお金を自分たちだけで持つのではなく、会社と国と市民がうまくお金をやりとりすることで、より多くの人がよりよい暮らしができるようになるんです

国の役割ってと~っても大切なんですね。

今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。


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