はい。夜にそとを歩くときは夜空を見あげて知っている星座(せいざ)をさがしている「ねこにん先生」です。見つけるとうれしいんですよね。
さて今回は、村山 斉さんの書かれた「宇宙は何でできているのか(幻冬舎新書)」を読んでわかったことを紹介していきます。
新書大賞(しんしょたいしょう)にも選ばれている本としても有名ですね。宇宙(うちゅう)最大のなぞに挑(いど)むロマンあふれる話を読みたいと思い、この本を手に取りました。
では、はじめていきましょう!
どんな本なの?
まずは本の紹介から。
宇宙は何でできているのか
著者:村山 斉(素粒子物理学者)
発売日:2010/9/28
出版社:幻冬舎
新書:226ページ
われわれが生きているこの大きな宇宙も、もとは素粒子(そりゅうし)の集まりだった。宇宙は何でできているのか?そんな宇宙最大のなぞを物質の最小単位(さいしょうたんい)である素粒子の世界から解き明かしていきます。むずかしいイメージの宇宙(うちゅう)や素粒子(そりゅうし)がテーマですが、これまでの数々の研究をものがたりのようにわかりやすく書いてくれていてとても読みやすいです。
宇宙について興味がある方はもちろん。宇宙のなぞに現代の科学はどのようなアプローチをしているのかを知りたい人にもオススメです。
新しい世界(学び)
望遠鏡(ぼうえんきょう)は130億光年先までしか観測(かんそく)することはできない。
とおーくの星を見るために使う宇宙望遠鏡(うちゅうぼうえんきょう)。ハッブル宇宙望遠鏡やジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡などが有名ですね。
宇宙望遠鏡はその名の通り宇宙(うちゅう)にあるため、地球の大気(たいき)にじゃまされずに宇宙の星ぼしを観測(かんそく)することができます。
宇宙に望遠鏡があるんだね!すごーい。
とてもとおーくまで見ることができ、なんと130億光年先(おくこうねんさき)まで観測することができます。
億光年??
光年(こうねん)という単位は、世界で1番速い光(ひかり)が1年間に進むことができる距離(きょり)を表します。
なので、130億光年というと光の速さで13000000000年間も進んだ先を見ることができるということです。
とてもすごいのですが、それより先はなぜ見れないのでしょう?
それはわれわれが見ると言うことが、光をキャッチしているということだからです。
例えば、太陽から地球に光がとどくまでに実は8分くらいかかります。
それくらい太陽って遠いんですね。
なので、外に出て太陽の光がまぶしい!ってなるとき、実は8分前に太陽を出た光が私たちの目に入っているんです。
なので、130億光年先のものを見ると言う事は、言い換えると130億年前にその場所から出た光が今になって望遠鏡のところに届いている。その光を望遠鏡が集めることで私たちは遠くを見ることができているわけです。
前置きが長くなってしまいましたね。
なぜ130億光年より先のものは見ることができないのか。
その理由は、宇宙の誕生(たんじょう)が137億年前であると考えられているからです。
今では宇宙はとても大きいと考えられていますが、宇宙の始まりはとても小さなものでした。星すらないまっくらな時代だったと言われています。
その時代には光がまだなく(あってもとても弱く)、その時の光がないということは望遠鏡で集めることもできない、見ることができないのです。
むずかしいけどおもしろいね!!
今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。
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