はい。甘いものはからだによくないとわかっていても、ついつい食べてしまう「ねこにん先生」です。もちろん食べすぎないようには気を付けてますよ。
さて今回は、林 英恵さんの書かれた「健康になる技術大全(ダイヤモンド社)」を読んでわかったことを紹介していきます。
人生100年時代と言われる今の世の中で、健康(けんこう)に長生きするための秘訣(ひけつ)を、しっかりしたデータやエビデンスをもとに知ることができると思い、この本を手に取りました。
では、はじめていきましょう!
どんな本なの?
まずは本の紹介から。
健康になる技術大全
著者:林 英恵(パブリックヘルスストラテジスト)
発売日:2023/3/1
出版社:ダイヤモンド社
単行本:496ページ
世の中の様々な健康によいとされることを、食事、運動、睡眠(すいみん)、ストレス、そして感情(かんじょう)に至(いた)るまで広い分野で数々のエビデンスをもとに説明してくれています。また健康によいことをまとめているだけではなく、エビデンスとは何なのか、健康になるためにどのような行動が必要なのか、そして習慣(しゅうかん)にするための技術といった自分で健康になる知識を学ぶことができます。
健康に長生きしたい人はもちろん。自分がやっている健康法が正しいのか不安だったり、健康法は知っているがどうやったら実践(じっせん)できるのかわからない、そういった悩みを持つ人にぜひ読んでみて欲しいオススメの1冊です。
新しい世界(学び)
エビデンスの飛躍(ひやく)に気をつける。
毎日ごはんを食べないと元気が出ませんね。
おなかすくと
なにもやる気なくなる~
食べたものが体を作ります。健康に過ごすために食事はとっても大切なものです。
そんな食事のことを考える時、気を付けないといけないことがあります。それが、エビデンスの飛躍(ひやく)です。
例えば、豚肉(ぶたにく)には、タンパク質やビタミンなどが含(ふく)まれていることがわかっています。
そしてビタミンなどは疲れたからだを回復(かいふく)する効果があることもわかっています。
そうするとそこから仮説(かせつ)として豚肉が体の回復に効果があるとなるわけです。
ただし注意しないといけないのは、仮説(かせつ)が本当にその通りなのかということです。実際に豚肉と疲労回復(ひろうかいふく)が直接に関係しているというエビデンスがないと、正しいと結論づけることはできません。
ふたつをつなぐビタミンなしで
データをとらないといけないんだね。
そのとおり。
そのような検証(けんしょう)エビデンスがないのに、「夏バテには豚肉がきく!」といったような関係性を結論(けつろん)付けている話が多いんです。
(実際になぜ、夏バテに豚肉がいい!という話が広まっているのかなぞなんだそうです。)
こういった場合は、断定(だんてい)するのではなく、可能性が考えられるというのが正しい表現のしかたですね。
みなさんも日々取り上げられている健康になる方法について、その考えは飛躍してないか、エビデンスはあるのかと調べたり考えてみたりしてみてください。
つかれに効くかよりも、
おいしいかどうかだよね!
今回の授業はこれまで!ありがとにゃ。
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